【初心者向け】チェロの弓の正しい持ち方を徹底解説|力を抜いて美しい音を出すコツ

チェロレッスン_実践

チェロを始めたばかりの方にとって、最初のころの壁となるのが弓の正しい持ち方です。
チェロのレッスンのたびに教えてもらうけれどうまく持てているのかわからない。
そもそも、初めてすぐのころは持っている手が痛くなってきてしまい、不安になることも多いかと思います。

本記事では、チェロの弓の基本的な持ち方をわかりやすく解説し、
初心者がやってしまいがちなNGポイントや、自然な持ち方を身につけるコツも紹介します。
正しい持ち方で練習を続けていれば、慣れてきて、長い時間でも持っていられるようになってきます。


チェロの弓を持つ前に知っておきたい基本構造

まずは、チェロの弓の構造を簡単に確認しましょう。

  • フロッグ(Frog):弓の根本にある黒い部分。指を添える目安になります。
  • スティック(Stick):弓の木の部分。湾曲しています。
  • 毛(Horsehair):弓の弦に当たる部分。通常馬の毛を使用します。
  • グリップ(Leather grip):スティックの中ほどにある、指が当たる革巻き部分。

各部位の名称については以下の記事も参考にしてみてください。


チェロの弓の正しい持ち方【基本の5ステップ】

1. 力を抜いた自然な手の形を作る

手を軽く下に垂らしたときの自然な形が理想です。
指をピシっと伸ばすのではなく、各指が軽く曲がっているくらいでよいです。

2. 親指をと中指で弓を支える

1.の指を軽く曲げた状態で弓のフロッグの先あたりを親指と中指でつまむように持ちます。
※各指がピンと伸びきったり、反るような形にならないように持つのがポイントです。

3. 人差し指をグリップに乗せる

人差し指の指先でグリップのあたりを軽く押さえるように支えます。

力はほとんど入れません。

4. 薬指、小指は自然に添える

チェロの場合、小指はヴァイオリンほど重要ではないため、添える程度で十分です。

写真で示すと以下のような形になります。



よくあるNG例と改善ポイント

NGパターン問題点改善ポイント
指が伸びきっている音が硬くなる、疲れやすい指を軽く丸めてリラックス
親指が反っている弓のコントロールが不安定に親指は曲げて添えるだけ
力んで手首が硬い音がぎこちなくなる手首は柔軟に保つ練習を

弓の持ち方が上達する練習法

  • 鏡の前でチェック:指の形や手首の位置を確認
  • ロングトーン練習:弓を安定して動かす練習で自然な持ち方が身につく

まとめ:弓の持ち方をマスターすれば音が変わる!

チェロの弓の持ち方は、音の質に直結する非常に重要なポイントです。

「正しく持つ」だけで、音が驚くほどクリアになり、演奏もスムーズになります。

初心者のうちは少しぎこちなくても、毎日少しずつ練習すれば必ず上達します。 まずは力を抜いて自然に持つことから始めてみましょう!


コメント

タイトルとURLをコピーしました